Japanese
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前作『あっちとこっち』以来約2年ぶりにリリースとなる4thアルバム。前作同様客演はなし、トラック・メイカーにはここ数作タッグを組み抜群の相性を見せている三浦康嗣(口口口)や、蓮沼執太、ゴンドウトモヒコ(pupa)、戸高賢史(ART-SCHOOL)などが名前を連ねる。彼はシーン生え抜きのラッパーであることは間違いないが、ライヴ活動も含めて、シーンの外からゲストを招くことで多くの新しい化学反応を引き起こしている。今作も表情豊かな作家陣のトラックのうえを転がるように紡ぐ彼の言葉の輪郭の強さに何度もハッとさせられる。Track.12の蓮沼執太がプロデュースのカラフルなエレクトロニカ的トラックの「YES」の少しアンニュイなフックが実に心地よい。ラップ・ミュージックが苦手な人にこそ聴いて欲しい。 (伊藤 啓太)
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Skream! 2024年09月号