DISC REVIEW
Overseas
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LA VAMPIRES WITH MARIA MINERVA
Integration
かつて自身が在籍したPOCAHAUNTEDを“SADEがP・ファンクに出会った新しいTALKING HEADSのようなもの”と言っていただけあって、サウンドはパッと聴きはどこまでも逃避的かつ神秘的でありつつ、ただ流れずにオルタナティヴな筋が通っている。今回はもう1人の女性アーティスト、Maria Minervaの声が重なり、ここ最近、レーベル“100%SILK”で表現してきたサンプリング、シンセ、ピアノ、4/4ビートなど、かなり90’sハウスを彷彿させるエロティックなニュアンスが前面に出ているのがこの時代にあってユニーク。だが、USのインディー・ダンス界で活躍してきた彼女が、カリフォルニアあたりのムーヴメントと呼応しているのもSNS円熟期の2012年っぽいところ。変な表現だが、引きの美学を持った肉食系というか、強引じゃない分、妙に引っ掛かりがある。
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