Japanese
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2002年に結成以来、コンスタントに活動を続け、“死んだ僕の彼女”などと、日本のシューゲイザー・シーンの第2世代と呼ばれている少女スキップの1stフル・アルバム。キャリアのあるバンドの最初の音源だが決して気張らず、バンドの淡く儚いノイズと郷愁感溢れるメロディに包まれた世界観を存分に表現している。絶え間なく続くノイズの先におぼろげに見える光と影のサウンドスケープ。緻密さと大胆さの両面を持ち合わせたギター、そしてその音と音の合間をたゆたう神秘的とも言えるヴォーカル。日本のシューゲイザー・シーンは音のクオリティに比例せずアンダーグラウンドな動きが目に付くことが多いが、その閉塞感を充分打開できるほどの完成度だ。(伊藤 啓太)
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Skream! 2024年09月号