Japanese
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自作のミュージック・ビデオが一部の間では話題になっていたが、まだまだロック・シーンの中では無名の存在である“禁断の多数決”。楽曲もチル・アウトありエレクトロありポップスありヴォーカルも4人いたりとトピックだけをとると、かなりとっちらかっているように思えるが、その全てが実験的ではなく非常に高いクオリティを持っている。YouTubeでも話題になっていた変態的エレクトロ・ポップの「アナザーワールド」やアルバム用に装いを変えた今のこのバンドの代表曲と言える「透明感」の中毒性の高いリフレインするヴォーカル・ワークなど、1曲1曲を切り取っていくとキリがないのだが、まずは聴いていただきたい。その未知数のふり幅に、恐らく十人十色の感想を得れるだろう。(伊藤 啓太)
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Skream! 2024年09月号