DISC REVIEW
Overseas
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TANGO IN THE ATTIC
Sellotape
なるほど、スコットランドのVAMPIRE WEEKENDと称されるのも頷ける。カラフルでチャーミングな楽曲づくしのこのアルバムは、やはり全体を通してNYブルックリンあたりのインディー・ロック――特にANIMAL COLLECTIVE以降とでもいうべき、肉感的なビートを搭載したサウンドを聴かせてくれる。前作以上に幅が広がった作風で新しさはないけれど、瑞々しさや躍動感に満ちたトライバルなビートは、一時のブルックリンの盛り上がりに興奮した人なら、たまらないはず。シーンの隆盛が激しい今、時代を占うような作品ではないが、オモチャ箱をまさぐる様な音の戯れにウキウキして聴けてしまう作品だ。今年はアニコレ、GRIZZLY BEAR、MGMTなどかつてのトレンドを牽引したアーティストがリリースする。さて、インディー・ロックの今後はどうなるだろう?
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