DISC REVIEW
  
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    TENACIOUS DRize Of The Fenixこのアルバムの邦題は『鳳凰♂昇天』という。そして「ねらえ!お手頃ネエチャン」だとか「俺のナオンはアラフォー」だとかいう、何だか意味の分からん邦題の曲が並んでいる。アルバムのメイン・テーマは下半身だそうだ……。完全にふざけてやがる……。そう言いたくなるのだが、ちょっと違う。これは遊びではない。俳優として活躍しているJack BlackとKyle Gassの二人からなるTENACIOUS Dは真剣に、クソまじめにふざけている。彼らはここで70~80年代に輝いていたハード・ロックを細工せずに再現してみせる。70年代と80年代が俺の青春だと言わんばかりの勢いで、自分たちが憧れたロック・スターになりきっている。彼らのなりきりっぷりと、ふざけっぷりは中途半端ではない。 
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