Japanese
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トラックメイク担当のShigeと、ヴォーカルと作詞を担当するKateによる男女デュオDadaD(ダーダーダー)の1stシングル。英語と日本語を交互に並べた歌詞すらも、風のように歌うヴォーカルに翻弄され、どこの国の言葉を口ずさんでいるのかなんて分からなくなってしまいそう。軽やかで滑らかに踊るKateの声はどこまでも瑞々しく、夏の日の噴水のようにキラキラと輝き、開放感と清涼感に満ちている。その後ろを時折チラつくのは、木漏れ日の中で揺れる影のような、Shigeの控えめなコーラス。極彩色の彩りと煌めきを添えるサウンドは、Kateの声をひき立てると同時に、全体に更なる立体感を与えている。彼らの音楽はアンビエントだが、心踊る。ほら、その足はもうステップを踏んでいるはず。(島根 希実)
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Skream! 2024年09月号