Overseas
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往年のアイドル、Mick Jaguarの元恋人、そして映画女優の顔を持つMARIANNE FAITHFULLの新作。やはりこのハスキーで説得力のある歌声には聴き入ってしまう。この独特の枯れた歌声は、中々出会えるものではないだろう。けして上手いとは言えないが、ヒリヒリとした緊張感があり、しっかり曲調とマッチしている。前作のカヴァー・アルバムに続き今作も13曲中9曲がカヴァー・ソング。Dusty Springfieldなどを始め、ソウルフルな楽曲が多めだがしっとりと歌い上げる。シンプルながら美しいアレンジも彼女の妖艶な世界感をさらに際立たせている。前作はANTONYやRufus Wainwrightなどが参加していたが、今作はLou Reedがギターで参加している。(遠藤 孝行)
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