DISC REVIEW
Japanese
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撃鉄
撃
2007年結成の4ピース・バンド撃鉄のデビュー・ミニ・アルバム。危険な空気とグルーヴを漂わせるベース。ヒリヒリとした手触りは火花のようで、衝突と爆発を繰り返すように鋭い攻撃的なギター。その演奏の躍動感と興奮を、生身の身体を使って表現するのはフロントマンのAMANO JOJI。彼の肉体的なヴォーカルは、フラストレーションのみを吐き出すようなひどくナーバスな空気の中で、鋭く暴力的な音にまみれながら歌い踊る様が圧巻だ。スリルと閉鎖感の中で、唾を吐き、汗をまき散らしながらフロアをめちゃくちゃにするように暴れ踊る姿は、本能的な衝動に駆り立てられているとしか言いようがない。聴いていると、まるで窮地で断崖絶壁を走っているような感覚を覚えるような......。迫りくる危険へのプレッシャーやスリルという窮地に聴き手を立たせるような、強烈にフィジカルなアルバム!
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- 2025.01.19
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