DISC REVIEW
Japanese
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石橋英子
Carapace
七尾旅人、Phew、タテタカコなど、数多くのアーティストの作品・ライヴで演奏家、プロデューサーとして活躍する石橋英子の、約2年ぶりとなるアルバム。再生した瞬間、聴こえてきたのはピアノによる産声。強い生命力を放つその凛とした音色と、それとは対照的に、少し控えめなヴォーカルは、少し大人びた矢野顕子のようで、愁いを帯びた中にも存在感が光っている。だが、そこはやはりマルチ・プレイヤーでもある彼女、ピアノの方が饒舌だ。歌詞を歌っているのはヴォーカルのはずなのに、どちらが主旋律を歌っているのか分からない感覚に見舞われるのだから。楽器と声の両方で、命を紡いでいくようなこの音楽は、母親のお腹に耳をあて、その胎動に耳をすまし、小さな生命を感じるように、静かな中にも、生命が脈を打つ、温もりと神秘に溢れている。
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