DISC REVIEW
Japanese
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蔡忠浩
たまもの from ぬばたま
bonobos のフロントマンである蔡忠浩の初ソロ・アルバム。多数の豪華ゲスト・ミュージシャンを招いたこの作品は、彼がこれまでの音楽活動で培ったシンガー・ソングライターとしての歴史の総括と言っても良い。蔡の奏でるギター、やわらかい鍵盤やホーンセクション、ストリングスなど、あたたかみのある楽器の音がひとつひとつ煌き、その中に佇む蔡の歌声が非常に心地良い。その心地良さの絶対的な理由は、どの曲でも彼の歌声が笑っているから。伸びやかで安心感があるその歌声を聴いていると、身体の中にある良からぬことや、もやもやしているもの、悩みなどが全て外へと流れ出ていくようだ。George Harrison の名曲「All Things Must Pass」のカヴァーなど、軽やかで穏やかで濃厚な全10 曲を収録。
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- 2025.01.28
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