Japanese
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GRAPEVINE としては約1 年半振りのシングル・リリース。「風の歌」はその名の通り、秋空のように高く突き抜ける開放的なミディアム・テンポ・ナンバー。田中和将のヴォーカルと3人の奏でるストレートな音作りは肝が据わった落ち着きを感じさせる。メロトロンのストリングスとの相性も抜群で、大人として熟した人間にしか出せない渋さとスケール感。この曲は今までのGRAPEVINE とは確実に一線を画している。c/w の「This Town」は遠く外国に広がる雄大な台地を彷彿させる、カントリー・テイストの効いたロックンロールだ。昨年の精力的な海外公演や、長田 進とのコラボレーションを経て、新たなる自分達の"場所" を見出したGRAPEVINE。彼らの自然体が凝縮された美しい作品に仕上がった。( 沖 さやこ)
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Skream! 2024年09月号