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ここ最近では、「memory」が某有名恋愛シュミレーション・ゲームの動画にオマージュされ、話題を呼んだZOOT WOMAN。その繊細で抒情的なメロディと歌詞が、あまりにも切な過ぎるのだ。流麗なサウンドの中にも、ポップ・センス爆発な80年代レトロな電子音が連なる。アップ・テンポな勢いがパンチとなって美しく淡い世界観に刺激を与え、ダンス・ロックへと昇華していく。1st、2ndの流れをきちんと継承しながらも音の作りに幅が広がり、巷に広がるエレクトロ・ポップ・バンドとは一線を画している。さらにはNEW ORDERや、なぜかバックの音にオペラなどをごたまぜにしたKLAUS NOMIを一瞬彷彿とさせるものを感じにやりとしてしまう。非常に多彩な音が組み合わされたアダルトな音が溢れているのだ。(山田 美央)
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Skream! 2024年09月号