Overseas
-
BLOC PARTYのヴォーカル、Kele Okereke がKELEとしてソロ・デビュー。SPANK ROCKのトラック・メーカーXxxchangeをプロデューサーに、ダンスホールやグライムを下敷きにしたようなブレイクビーツ、女性Voをフィーチャーしたトラックから、80'sなエレクトロまで。肉体的であると同時に、彼が持つ知的でフェミニンな世界観がアルバムの基調となっている。BLOC PARTY『Intimacy』がそうした世界観をバンドとして構築してみせた作品だとしたら、このソロは、その源泉であるKele Okerekeという特異なキャラクターそのものにスポットライトを当てた作品と言える。それゆえに、肉体性と知性が艶やかに跳ねるこのアルバムは、とても生々しい。(佐々木 健治)
FREE MAGAZINE
-
Cover Artists
ASP
Skream! 2024年09月号