DISC REVIEW
Japanese
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世武裕子
リリー
くるり主宰のNOISE McCARTNEY RECORDSに所属する世武裕子のセカンド・アルバム。くるりの『くるり鶏びゅ~と』では「東京」をカヴァーしていた彼女。ゴダールなどのフランス映画が好きという理由でフランスの音楽学校に行き、主席で卒業したという彼女。クラシックやジャズ、映画音楽から民族音楽までの影響を昇華したスウィングするメロディ・ライン、凛とした鍵盤をメインとしたアレンジやヴォーカル・スタイルの幅広さまで、曲全体が持つ表現力に圧倒される。日常の一場面からまるで絵本や童話のようなストーリーまでを描き出す豊かな歌詞世界も素晴らしい。こういう世界観はともすれば「懐かしくも、新しい」なんて言われそうだが、懐かしいもクソもない世代の新鮮な「感性」が産み落とした新たなポップ・スタンダード。
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