Overseas
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今号でレビューが掲載されているNICE NICEと一緒に手に取ってもらいたいバンド。ミルウォーキー出身の3人組WORRIERは、デビュー前からFOALSの09年ツアーの前座に抜擢されるなど、期待の新人として注目されている。基本は!!!やBATTLES界隈のエクスペリメンタル的アプローチなのだが、彼らの場合、複雑怪奇さはあまりなく、よく聴くと結構ストレート。リズム的にシンプルなミニマル・ビートの反復が多く、尺もコンパクトにまとめられているから余計にそう聴こえるのかな。うねるグルーヴの高揚感(エロさ)というよりも、神経質なポストパンク的要素の方が勝っているので、全体的に冷たい感じなんだけど、それが逆に良かったり。「Stripping My Heart Flat」から聴いてみてください。(杉浦 薫)
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Skream! 2024年09月号