DISC REVIEW
Japanese
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henrytennis
R.U.R
多分、何年経っても薄れることのない景色の記憶が、誰でも一つはあると思う。僕の場合、20代前半の頃に一人旅で訪れた山陰地方の無人駅から見た日本海。決して特別な景色ではないのに、一度だけしか訪れたことがないその景色だけは、いつまで経っても記憶の中で輝きを失うことがない。このアルバムを聴きながら、僕の頭の中にまたその眩しい日本海が浮かび上がっている。プログレッシヴな音響ポストロックをベースにしているのだが、AORのような穏やかさを湛えるこのポップ・ミュージックの完成度の高さは、henrytennis ならではの職人技。部屋でもcafeでも野外でも、あらゆる場所にフィットするであろう、開放感と風通しの良さも魅力。自分の記憶とは関係なく、海を連想させる音だと思うのは僕だけかな。
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