DISC REVIEW
  
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    GRAHAM COXONThe Spinning Top昨年12月のBLUR再始動の嬉しいアナウンスから約半年、BLURのギタリストGraham Coxonから7枚目のアルバムが届けられた。2003年のBLUR脱退後からの前2作のアルバムはパンキッシュなギターと若さを取り戻し、多様な痛快メロディでソロ作にて最大のヒットとなった。僕みたいなBLUR好きからすると「これをBLURでやってくれたら」と思うほどの充実の内容だった。今作はその2作から一転、アコースティックなサウンドを前面に押し出し、ある男の誕生から死までを描くコンセプト・アルバムとなっている。前二作のファンだった人からすると物足りない所があるかもしれないが、しかしGraham独特のつぶやく様なヴォーカルとアルペジオを多用した透明感溢れるこの世界観は何物にも代えがたい。そしてその世界感はさらに研ぎ澄まされている。それは、40歳を迎えたギター小僧の今の充実を物語っている。 
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