Overseas
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今やセレブ・アイコンとして必要以上に注目されてしまっているLILY ALLEN。彼女の書くリリックは、あまりにも正直。バカ正直と言っていいほどだ。だから私は共感を覚えるし、ギターをジャーンとかき鳴らして少し攻撃的な目線を向けてりゃロックだと思ってるニセ女ロッカーが充満している今だからこそ、正直なポップソングを書き続ける彼女に必要以上に肩入れもしたくなる。今作もLILY節はもちろん健在。「誰でもドラッグやってる」「あんたイカせてくれた事なんかない」そして、「ファック・ユー」(この曲最高!)と、惜しげもなく歌っています。曲そのものの全体的なアンセム感は前作より薄れたものの、LILYは最高。そこに変わりはありません。(杉浦 薫)
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Skream! 2024年09月号