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INTERVIEW

Japanese

The Folkees

2016年10月号掲載

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Member:糸永 直幸(Vo)

Interviewer:山口 智男

-『いつかへの旅』には"日本のリヴァプール"と言われる博多のバンドらしいロックンロールが収録されていますが、アルバムを作るにあたっては、どんな作品にしたいと考えたんでしょうか?

今までライヴでやってきた曲をレコーディングしたので、そこはあまり意識せず、純粋に良いものにしたいとしか考えてなかったです。

-アルバムのために書き下ろした新曲もあるんでしょうか? それはどんな狙いのもとに作りましたか?

「抱きしめ合えたら」(Track.3)、「Good Luck」(Track.5)、「リバプール」(Track.9)は、新曲です。ライヴでこの曲を聴いて、音源化を待ってくれてる人の顔を思い浮かべながらアルバムに入れました。

-The Folkeesを聴いて、年齢が上の人ほど懐かしいと感じるんじゃないかと思うのですが、演奏しているみなさんは懐かしいという感覚はあるんでしょうか? 自分たちの音楽が懐かしいと言われるのは、どんな気持ちですか?

年上の方々には"懐かしい"と言われて、同世代には"新しい"と言ってもらえます。僕らは背伸びしない音楽をやってるので、そこは武器だなと思ってます。

-The Folkeesというバンド名のとおり、「旅の途中」(Track.6)、「リバプール」からはフォークの影響が感じられ、他のバンドにはない魅力となっていますが、昔のフォークなんかも聴くんですか? その2曲はどんなふうにできたんでしょうか?

フォークは大好きです。「旅の途中」は、僕が鼻歌で歌ったものをバンド・サウンドにしました。「リバプール」は、僕がスコットランド民謡のメロディに影響を受けて作った曲です。

-全9曲の中から特にお気に入りの曲を選ぶとしたら? それを選んだ理由も教えてください。

「抱きしめ合えたら」です。周りの人たちがこぞって"めっちゃ良い曲"と言ってくれるので!

-レコーディングの苦労話があったら教えてください。

4人でレコーディングしたとき、合間の昼飯がいつもモメたので苦労しました。

-メンバーそれぞれのベスト・プレイを挙げるなら?

ギターのスンジンは、「抱きしめ合えたら」のバッキング・ギターの音。ベースのマエソンは、「ドーナツ&コーヒー」(Track.8)の渋いベース・ライン。ドラムのカミムラコウタは、「ラブレター」(Track.4)の引っ張ってくれる流れ。僕のベスト・プレイは、あとでメンバーに聞いておきます(笑)。

-全国流通盤のリリースをきっかけに今後、どんな活動をしていきたいですか?

大きなステージでも、小さなステージでも、観てくれる人に感動してもらえるライヴができるように活動していきたいです。

-リリース・ツアーも行うそうですが、ツアーに臨む意気込みを最後に教えてください。

修業のようなライヴ・スケジュールです! このライヴ・スケジュールは、音源を聴いてくれた人たちのことを想像しながら決めたので、ぜひライヴハウスに会いに来てください!!!! 会えることを願ってます。