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INTERVIEW

Overseas

THROW ME THE STATUE

2009年11月号掲載

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Member:Scott Reitherman

Interviewer:佐々木 健治


-とても温かみのある、印象的なサウンドですね。このアルバムを作る際のテーマはありましたか?

テーマは“若さ”かな。もちろん自分が20代前半だった頃の気持ちとは少し違った取り方だけど。今は27歳で、20歳前半の数年間はすごく色んな変化が起こって、自分でもう子供って呼べないのを分かっている一方でそれに対する複雑さもあるんだよね。もちろん年を重ねるごとに複雑さは増すけど、自分は世の中に対して前向きで若々しくいるつもりだよ。で、このアルバムの中のポップ・ソングがその年相応に変化、適応して、それなりの穏やかさと構築性を持っていてくれてると良いなと思う。

-Phil Ekと仕事をしてみて、どうでした?そもそもどうやって一緒にやることになったんですか?

『Moonbeams』で一曲ミキシングをしてもらったんだよね、「Groundswell」という曲。彼って、ずっとつきあって行きたいタイプの人なんだ。単に面白くて頭の切れる人だからというだけじゃなくて、本当に素晴らしい仕事をする人なんだよね。だから、彼とスタジオに入って一緒に仕事するというのがものすごく楽しいんだ。彼が今回の仕事を引き受けてくれた時はもう、本当に光栄で舞い上がったね。テンションが凄く上がった。

-アルバムを通して、いろいろなスタイルがあり、それぞれの楽曲によって、楽器の取り上げ方も異なりますね。だけど、全体としては統一感がしっかりとある。THROW ME THE STATUEが音楽を作る上で、もっとも重視していることは何でしょう?

ファンタジーの館の中でそれぞれ違った部屋の感じを出せるように曲を作っていくこと。何だろう?って思わせるフィーリングやバイブや感触を創り出せるように。

-どこか憂いのある歌、メロディが素晴らしいですが、曲はどんな時に書いていますか?

夜行性になることがしばしばあって、そういうときは結構はかどるんだよね。

-現在、USのインディ・シーンはとても面白い状況を迎えていますね。2008年にはアメリカ・ツアーを行ったり、SXSWにも出演されたりしたそうですが、今のアメリカのシーンはどういう風に映りますか?

難しい質問だな。アメリカには多くの違ったシーンがあり過ぎて、一つのシーンのことを語れば、もう一つの別のシーンのことを疎かにしそうだよ、あまりにも地域がたくさんあり過ぎて!

-最近のお気に入りのバンドがいれば、教えていただけますか?

MEMORY CASSETTES、ADAM ANT、Paul McCartney とJohn Lennon のソロ・アルバムをよく聴いているよ。