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INTERVIEW

Overseas

RIPCHORD

2009年07月号掲載

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Member:Phil Wallbank(Vo&Gt), James 'Sulli' Sullivan(Gt&Vo)

Interviewer:佐々木 健治


-RIPCHORDの特徴は、そのスピード感とコーラスワーク、キャッチーな楽曲だと思います。ここまでストレートで若々しいポップ・ソング集は、最近では珍しいですよね。楽曲を創る上で、何か意識していることや、こだわりはありますか?

J:君は僕達の曲を良く聴いてくれてるね。嬉しいよ。僕達は、バンドとして良いバランスで保たれてるんだ。何故なら僕とPhilは取り憑かれた様にドラムを叩いたり、ギターのコードをストロークする。でもBealとRozは僕達に言うんだ。もっと楽しもうよ、そんなプロ・ミュージシャンみたいにするのはやめなよって。

-「Lock Up Your Daughters」は、シングル発表時から大好きな曲です。これはどのようにできた曲なのでしょうか?

J:Philがしばらく持ってた曲なんだ。それをある晩彼が持って来て、皆で練習してみたんだ。今の形になるにはそんなに時間はかからなかったよ。凄く簡単だった。ただ、大きな問題はタイトルだったね。昔Philの弟が妹達を閉じ込めて、鍵を投げて捨ててしまったことがあるんだ。その話から歌詞も出来てる。

-「Back Of A Van」もお気に入りの曲の一つなのですが、この曲でアルバムを締めくくろうというのは最初から決めていましたか?

P:初めはシークレット・トラックになる予定だったんだ、最終の曲決定の数分前迄。でも僕達はこの曲が凄く好きだったから入れようと思ったんだよ。この曲はコメディ・ソングの領域に入り込んだみたいな曲さ。

-特にお気に入りの曲はありますか?

J:個人的には「Another World」かな?Philが僕のコーラスのメロディを弾いてくれた時、すぐにこの曲が気に入ったよ。全てが一つのラインから出来てるんだ。

-あなた方が音楽を始めるきっかけになったような、影響を受けたアーティストを教えていただけますか?

J:僕が初めて好きになったのはBLUR。彼等は僕とPhilに確実に影響を与えたよ。THE SMITHS、THE BEATLES、JEFF BUCKLEYも好きだよ。

-デビュー時から、多くのバンドとのツアーや、フェスティバル出演など、ライヴも多く重ねられています。特に思い出深いライヴはありますか?

J:KAISER CHIEFSのツアーが初めてかな。僕達にとって一番最初の大きなライヴだったよ。レディング・フェスティバルも凄かったな。もちろん、日本での初めてのライヴのブリティッシュ・アンセムズも良かったね。

-このアルバムを発表するまでの間で、バンドとして成長したと実感するようなことは何かありますか?

P:僕達はこのアルバムを作るの為にたくさんの事をしたし、時間を費やした。だから人間的にも成長したんじゃないかな。日本のみんなが気に入ってくれるといいな。